2024.3.17(sun) 明治安田J１リーグ第４節 湘南ベルマーレvs浦和レッズ @レモンガススタジアム平塚
「激しい点の取り合い」
今季初勝利を挙げ、連勝を目指して敵地平塚に乗り込んだ浦和レッズ。
とはいえ勝利した札幌戦も0-1と内容は辛く、後半は相手に主導権を握られた展開。
そしてチームの要ショルツの負傷離脱。
苦しい状況の中で迎えた湘南ベルマーレ戦を現地観戦しましたので感想を綴っていきます。
本日のスタメンです。
Jリーグ公式サイト（https://www.jleague.jp/）より
前節より負傷したショルツに代わり佐藤が入りその他は変更なし。
勝ってるうちは動かすなの如く、特段異論はないかなー。
さて試合結果は4-4の引き分け。
開始20分位まではまさに浦和ペース、今季4試合で一番の出来というのは見ていてもわかりました。
欲を言えばここで2点目まで行けていればもっと違う試合展開になったと思いました。
実際2点目を取るチャンスもありましたし。
ただここで取りきれなかったが故にこの後湘南の反撃にあい連続して失点。
後半頭にも1点を決められ1-3の劣勢、昨年なら正直絶望的な点差。
しかし今季はここから点を取りに行けるのが浦和レッズ。
コーナーのこぼれから松尾、前田が仕掛けから決め切り3-3の同点に。
その後4失点目を失うもグスタフソンのミドルで同点にし試合終了となりました。
そんな今日の試合の中で気になった３選手について書きたいと思います。
最初は浦和のエース興梠慎三
受けて叩いてゴール前に侵入する、相変わらずの老獪さ。
そして前田の折り返しにバッチリのタイミングで入りワンタッチゴール。
まさに興梠慎三ここにあり！と言わんとばかりの先制点。
これでJリーグ新記録の18年連続ゴール。おめでとうございます。
攻撃以外でも必要に応じてしっかり下がって守備をして、前線でポストもやり、
まぁここまでいろんな監督になっても使われる理由がちゃんとあるよねと思わせます。
浦和のエースの矜持を見ました。
ただ前半終わりの方少し足を気にしていたような気が・・・
サンタナの状態見てももう数試合は興梠がスタメンの方がいい気はするので、何もないことを願うばかりです。
そして今日のMVPといっても過言ではない前田直輝。
先制点の興梠のゴールをお膳立てし、一時は同点となる3点目を叩き込んだ。
「あそこでパスを探すウイングはいらないと思う」
まさにこれ！！全浦和サポが求めていた選手。
彼がブレないのは、持ったら仕掛ける。というシンプルなもの。
でもそれこそがこのサッカーのウイングに必要不可欠。そして個で勝ち切ると言うこと。
彼がそこで勝ち続ければ間違いなく浦和に勝ちを導ける。
まさにサイドで戦い続ける漢の矜持を見せてくれた。
最後3人目は岩尾憲。
ここまで4試合全て途中出場ながら、その全ての試合でチームの流れを変えるプレーを見せている。
今日も後半頭から出場するとその後の3点に直接、もしくは間接的に関わり今日の勝点1をもぎ取る働きをしてくれた。
感じるのは昨季より縦へのパスが増えたこと。
やってるサッカーは違うし今季はIHでの出場が多いから当たり前といっては当たり前だと思うけど、
素人の私から見ても彼の適性はIHではなくアンカー。
そんな選手が、監督のサッカーを考え理解しそしてピッチで表現する、どれだけ大変なことなのだろうか。
フィジカルが求められる現在サッカーにおいて、岩尾は決してフィジカルに優れた選手ではなけれども、
リカルド、マチェイそしてヘグモとどの監督になっても使い続けられることが彼の選手としての価値を表してる。
そして「ベンチで満足していない」と言うハングリー精神。
だからこそ常に課題を探し、自分のやるべきことに集中できる。そしてチームのために戦える。
まさに浦和で戦い続ける漢の矜持。
個人的に年齢も近く、特別応援してる選手の1人なのでまだまだ成長できるところを見せてほしい。
さて4節を終了して１勝２分１敗の勝点５。
もちろん優勝を目指すシーズンという中で満足のいく結果ではないが、
新監督、新スタイルに挑戦、怪我人と見れば個人的にはまだ及第点だと思う。
なのでここでヘグモ監督解任などとは思っていない。
特に前向きで点を取るサッカーを標榜しているな中で今日の４得点はポジティブに捉えてもいいと思う。
ただ、守備面の改善は必須。
個人というより組織として様々なシュチュエーションを考え、対応していく。
今日みたいに完全に主導権を握られた時はしっかり引いて耐えるのも大事だと思う。
Next GAME key player
⚫︎渡邊凌磨
次節はホーム埼スタでアビスパ福岡戦。
忘れもしない去年のルヴァン決勝でやられた紺野選手。
シャドーだがサイドに流れることもあり、恐らく対峙するのは渡邊。
ここをしっかり叩ければこちらのペースにできるが、自由にやらせると一気に福岡ペースになる。
いずれにしも紺野を止めることが勝利への道に繋がると思っている。
今週は代表ウィークのため試合なし。
まずはしっかり休み、湘南戦の分析そして福岡戦への準備と貴重な時間になるだろう。
埼スタでも勝利がほしいのでぜひ選手に頑張ってもらいたい。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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